5.  自然(天文・気象)                 14

年月日

講師名

      内           容

出席者数

H15.4.19

H15.7.27

H15.10.18

H16.1.24

大平眞二氏(気象予報士)

「生活の中の天気」

目まぐるしく変わる天気、風、雨、雪、あられ、雹

雲にもいろいろあるし、気温はいつも変わる。

地球だけの現象かも。 なぜか、それは地球の生い立ちから考えることになる。太陽があって、地球があって初めて気象がある。

空気と水があるのは太陽系の惑星の中でも地球だけみたいだが、この二つの要素が気象変動の主役である

気象の年変化,日変化、場所による違いなど地球の公転、自転、地形、海の存在などすべてが影響し、気象予報は難しい。スーパーコンピューターの出現で今までよりははるかに多くの要因を同時に解析して、予報しやすくなってはいるが、まだまだ精度は高くない。

47

42

33

31

H19.8.4

佐藤 健氏

(東亜天文学会評議員

「木星観望と夏空の星座)

木星観望の要点と望遠鏡4台による実習

103

H19.11.26

佐藤 健氏

 

「地球外生命はいるか」

宇宙全体から見れば地球型の星は無数にあると考えられる。

しかしながら、そこに生命体がいるか、人間のような知的生命体がいるかとなると難しい。多くの偶然が重なって初めて人類が存在しているからである。一つずつの偶然が起こりうる確率を掛け合わせると宇宙に存在する星の数では足らないかもしれない。

17

H20.1.19

佐藤 健氏

 

UFOは存在するか」

多くのUFO目撃情報が存在するが、その多くは自然現象であったり、ねつ造であったり科学的に説明がつくが、中には説明がつかないケースがあり、地球外生命体の存在を全否定できない。

21

H20.3.29

佐藤 健氏

「土星観望と冬から春への星座案内」

73

H20.5.10

佐藤 健氏

 

「スペースガード」

6500年前に起きた天体衝突で恐竜が全滅したことが間違いなさそうであり、今後も起こりうる脅威である。

世界中でその可能性のある天体を観測しており、その対策も考えられている。勿論、どうしようもない天体が衝突してくれば地球の終わりである。

16

H20.8.9

佐藤 健氏

 

「木星観望」

3回目にして初めて木星の観望に成功」

51

 

5.  自然(天文・気象 2)                  15

年月日

講師名

      内           容

出席者数

H21.7.22

大平眞二氏

 

「日食観測」

広島で欠け率86%の日食を観望した。天文学会から正式な観測Gと認定され、様々な方法で観た。曇り空であったが、最大欠け率の時間帯は薄雲を通して、日食メガネなしで観測できた。 

152

H21.8.1

佐藤 健氏

 

曇天のため星は全く見えなかった。

代わりに屋内用プラネタリュームでの星空解説を聞いた。

28

H21.9.26

佐藤 健氏

 

「国際宇宙ステーションの役割と、スペースコロニー建設実現のための各種研究の現状

8

H21.10.17

大平眞二氏

 

「今年、夏はどこに行ったの?」

今年の梅雨から夏にかけての天候不順についての解説。

冷夏の代表のような夏であったが、少し長い目で見れば数年に1回は起きる程度のブレの範囲である。

13

H22.1.16

佐藤 健氏

 

「あなたの星座はなにですか」

メソポタミヤ、中国、インドでも行われているが、科学的根拠はほとんどない。どちらにしろ、占星術が生まれたころとは地軸の傾きにより星の見える位地は現在とはかなり変わっており、全く意味がない

13

H22.7.31

佐藤 健氏

 

「夏の夜空を楽しむ」

金星についての講座に続いて天体観望に移った。曇りがちであったが、金星は見えた。金星は三ケ月の形をしていることを初めて知った人が多かった。望遠鏡6台使用

71

H23.8.6

佐藤 健氏

 

「土星の観望と月面探訪」

夕方まで曇っていたが、夜には晴れて、土星の輪がはっきり観察できた。また、半月状態の月の表面が良く観察できた。

78

H24.7.28

佐藤 健氏

 

「今年の天文のイベント」

5月に国内で観測された金環食、6月の金星の太陽面通過などの解説とプラネタリュームによる解説。9時前に晴れて土星、火星が観望できた。

64

H25.7.27

佐藤 健氏

 

「天体の種類」

恒星、銀河、太陽、惑星、衛星、流星、隕石などの解説と土星を中心の観望

72

 

5.  自然(天文・気象 3)                  16

年月日

講師名

      内           容

出席者数

H26.7.19

佐藤 健氏

小田玄先生(修道中・高等学校)

豊田順三先生(山陽女子学園)

「スペースガード」

昨年ロシアに落下した隕石は大きな被害をもたらせた。このようなことは地球の歴史からすればよくあることであるが、被害を最小限にとどめるべく、世界中の天文家が協力して監視している。

雨天のため星は見えず

 

95

H27.7.25

佐藤 健氏

小田玄先生(修道中・高等学校)

豊田順三先生(山陽女子学園)

「太陽系の惑星の解説」

それぞれの惑星の特徴の解説、土星の輪の成り立ち。

土星、金星を主として観望。

65

H28.7.23

小田玄先生(修道中・高等学校)

豊田順三先生(山陽女子学園)

「火星とはこんな星」

火星観察の歴史と人類が描いたさまざまな想像。

現在は探査機がおくりこまれ、実態が次々に送られてきている。

昔は表面を水が流れていたこと、現在も北極や地下には水が存在するであろうこともわかってきた。

久しぶりの晴天に恵まれ、火星、木星、木星がしっかり観望できた。

67

H29.7.29

小田玄先生(修道中・高等学校)

豊田順三先生(山陽女子学園)

「土星を追う」

土星観測の歴史。ガリレイ、ホイヘンス、カッシーニ

最近は探査機が送り込まれ、多くのことが分かってきた。

アンモニアの雲の下は液体水素の海であり、中心部には岩石のコア

がある。 衛星も多く見つかっており、エンケラドウスには水があるようだ。

79

 

5.   自然(地球、自然災害)                  17

年月日

講師名

      内           容

出席者数

H13.8.11

横山幸晴氏

(元広島学院教諭)

地学上の時代区分を書くときには普通新しい時代を先に書く。

太陽系の誕生から地球の誕生、大気、水の生成、そして海ができるまで。

27

H13.9.22

同上

生命の起源、有機物の進化、生命の誕生

13

H13.10.8

同上

 

阿品台の地誌、団地の歴史、団地造成前の阿品台丘陵と現在、

(野外活動)切峰線について宮島を例にとって学んだ。

10

H13.11.24

同上

 

地質時代を決めるための示準化石,示祖化石について。

絶対年代の確定は放射性元素の含有率で行う。

14

H16.4.24

藤原健蔵氏

(広島大学名誉教授)

日本列島、中国地方、廿日市の地形が形成された原因と歴史。

中国地方の背梁を構成する山、平野,川がそこに存在する意味。

基本的には付加体であり、花崗岩よりなる。

26

H16.5.29

同上

 

 

広島地方を襲う可能性のある自然災害の原因を地質のうえから考えれば、他の地方に比べても土石流などが発生しやすいことが言える。

この地方に起こりうる地震の場所と規模と性質について。

29

H16.6.26

同上

 

 

第5次、第9次の南極越冬隊に参加して、日本人初の南極点への陸路到達を成し遂げた。南極の実際とその怖さ。観測班としても大気、

地質などの多くの観測、調査ができた。

33

H20.1.26

多賀谷宏氏

(技術士 建設部門)

「自然災害と県民の今後」

広島での過去の自然災害の実際。地形や地質から言えることは、広島は全国的に見ても災害が起きやすい地方であり、これはどうにもならない。それぞれの場所で起こりうる災害は様々であり、対策も違う。

16

H20.2.16

同上

 

 

がけ崩れ、土石流、地盤の流動化などのメカニズムはわかってきているが、地域ごとに危険性は異なる。日本では国土の形成の歴史からして、地質、地層の重なり方、など複雑であり、国中安全な場所などないといっても過言ではない。手を打たねばならない地形、地質の場所は国中無限に存在する。日本に住む以上、その覚悟は持つべき。

15

H20.3.22

同上

 

 

広島県は土砂災害危険個所が全国一である。しばしば災害が発生し、修復が終わっていないのに又やられるケースもよく見受けられる。使える予算には限りがあり修復工事、補強工事なども不十分である。自分の身の回りをよく観察して、我が家に降りかかる災害を予知しておくことが大事である。

15

 

5.  自然(地球、自然災害 2)                18

年月日

講師名

      内           容

出席者数

H20.6.14

前原薫二氏

(技術士 建設部門)

「防災面から見た河川と海岸の現状」

日本の河川は後背地面積が小さく、かつ急流であり、渇水期と洪水時の流量が極端に違うことから防災上も利水上からも問題が多い。

平野が少ないことから海岸部では埋め立てや干拓で多くの利用可能な土地を得ており、高潮、津波、地震の影響も受けやすい。

17

H20.7.26

同上

 

「雨、台風、高潮の基礎知識」

雨が降る原因からしても気候の温暖化に伴い、降雨量が地域によって変わりつつあり、集中豪雨や干ばつなども極端な例が増えている。台風についても悪化しつつある。

22

H20.8.30

同上

 

 

「高潮、津波災害の基礎知識」

高潮はその時の月の位置、気圧、風の向きと強さ、水温などが複雑にからんで決まる。一方津波は海底で発生した断層地震が原因で発生するが来襲時の高さは原発波高や場合によっては地球規模の地形を含む地形など多くの要因で最終の高さとエネルギーが決まる。

18

H20.9.13

同上

 

 

「河川氾濫、内水氾濫、高潮、津波の被害の実相」

河川の堤防は過去の降水実績から最大流量を決め、多少の余裕をもった高さになっている。最近は過去に例のない豪雨が頻発し、氾濫が増えている。高潮、津波も同じ傾向にある。

21

H20.10.18

同上

 

近年の水害や高潮の被害の実際を振り返って、実施された対策の例を学んだ。

21

H25.4.27

森川宏一氏

(会員)

「夢を追って」

若いころ、登山部で鍛えたが、定年後になって再開している。

北米、インドネシアなどの45千メートル級の山に相当数登った。今回は憧れだったヨーロッパアルプスに1月ほどの日程で1週間程度1か所に滞在しながらいろいろな山に登ってきた。

17

 

5.   自然(瀬戸内海の水産)                19

年月日

講師名

        内           容

出席者数

H20.6.28

石岡宏子氏

(水産研究所養殖部長)

「マガキの生産とその環境」

広島県は全国の約50%を生産している。むかしからの技術開発にもよるが、前提として広島湾の自然条件が適していることが大きい。

その環境が最近悪化している。河川からの流入水量の減少、養殖の過密化、水質の悪化、底質土の堆積などである。

15

H20.7.12

永井達樹氏

(水産研究所室長)

「サワラの資源について」

瀬戸内海を代表するサワラの漁獲量が9500tから1200tまで減少した。原因は水質悪化と海水温の上昇であり、回遊魚であるサワラが瀬戸内海に来ずに最近は北陸の方がよく取れる。

 9

H20.8.9

永井達樹氏

 

「瀬戸内海の漁の移り変わり、およびトラフグのあれこれ」

トラフグの漁獲量は1980年ころから急減しており、市場に出てくる量の約8割は養殖ものである。天然物といってもそのうちの18%程度は放流によるものである。

「瀬戸内の漁法の歴史」

昔から行われていた漁法は自然の力を使ったアビ漁、打瀬網、縛網漁

など、資源を枯渇させるようなものではなかった。

12

H20.9.27

石岡宏子氏

 

「魚に話を聞く」

物を言わない魚たちから色色と聞き出すことが重要である。

産卵場所、成長場所、回遊場所、魚の年齢また、養殖放流した魚と天然魚の区別も必要である。耳石、うろこ、魚体の特徴など少しずつ分かってきている

11

H20.10.11

重田利拓氏

(水産研究所)

「変わりつつある海」

瀬戸内海の自然は人の生活、各種工事による地形の変化、水質の変化,水温の変化など多くの要因で魚にとっての環境が大きく変化している。それを受けて、サワラやアサリなどの漁獲量の激減、本来は生息できないはずの暖海性の魚類が相当数入り込んでいる。

12

H20.11.13

重田利拓氏

 

「干潟の魚類とアサリの気になる関係」

干潟面積はそれほど減少していないのに、瀬戸内海のアサリの漁獲量はこの25年で1%にまで激減している。水質の変化のみでは説明がつかない。チヌやトビエイなどの食害もあるようである。

21

H21.8.16

石岡宏子氏

 

「宮島の干潟」

宮島の干潟は泥地、砂場,岩場、藻場と各種の条件があり、それぞれの環境に適した生物が棲み分けている。

しかも、国立公園内であり、自然が保護されてきていることから全国的にも貴重な干潟となっている。

次週に予定している干潟観察の注意点。

12

 

5.   自然(宮島水族館委託)                 20

年月日

講師名

        内           容

出席者数

H21.8.22

石岡宏子氏

 

「宮島干潟観察会」

石岡先生他宮島水族館のボランティアグループの方たちの指導で干潟生物の観察会を催した。

各種のカニ、ヨージウオ、アマ藻、各種貝など多くの生物に会えた。

 8

H24.6.23

塚本博一氏

(宮島水族館館長)

「水族館の展示物を通して瀬戸内海の生物を知る」

リニューアルによって展示生物もかなり変わり、カキ養殖の様子やタチウオの生態展示という難しいことにも挑戦している。

入館者数は順調であり、人と生物の間に立って双方のために働くという水族館本来の目的も果たせていると考える。

25

H24.7.23

沖 幸祐氏

宮島水族館専門員)

「宮島周辺の生物」

宮島周辺はいわば、泥場、砂場、汽水域、アマモの自生地など多くの環境があり、それにともなって多くの種類の生物が生息している。

各種の環境にある干潟もでき、一層多くの生物に適した環境が構成されている。各種のカニや、小魚もそれぞれに合った場所で住んでいる。

16

H24.9.2

三浦和伸氏(宮島水族館専門員)

飼育員2

ペンギンとのふれあい講座

市民センターへ水族館から2頭のペンギンが来館してくれた。

各種ペンギンの実物大模型を使いながらペンギンの生活や生息地の解説、ペンギンの特殊性など講義をしていただいた。

その後、ペンギンとのふれあいタイムをとって、一人ずつ順番にペンギンと触れ合った。

113

H24.10.27

御薬袋 総宮島水族館専門員)

「タナゴの養殖について」

タナゴは日本には18種類生息しているが、すべて絶滅の危機にさらされている。特に秋に産卵して春に成魚になる3種類が激減しており、その養殖を図り成功した。

試行錯誤が続いたが、産卵後一定期間の低水温期間が必要であり、その後水温が上がるとトリガーが働き,幼生になることを発見したことが成功につながった。

20

 

   5.    自然(植物)                    21

年月日

講師名

        内           容

出席者数

H14.5.19

石田源次郎氏(広島市植物公園園長)

「植物の不思議と園芸の進め」

あらゆる生物の素となる植物のもつ性質。

植物どうしで情報の伝達をしたり、フィトンチッチをだして有害な昆虫や動物を忌避したりもする。

30

H14.7.13

同上

「ランの魅力と不思議、エビネの話」

ランは植物の中でも最も進化した種であり、種類も多い。エビネは日本に20種、世界では150種類ある。

29

H14.9.14

同上

「花ができ,咲く秘密」

花ができ、咲くには@花芽の形成A花芽の生育と分化B開花の3段階が必要である。

42

H14.11.9

同上

「植物公園探訪、コスモス摘み」 広島市植物公園での現地講座

26

H15.1.25

同上

「園芸の勧めとラン栽培の極意伝授」

25

H15.3.8

同上

「パプアニューギニアの自然と人々」

パプアニューギニアでのラン原種採集時の現地人との交流、自然

24

H16.8.7

関 太郎氏

(広島大学名誉教授)

植物分類学の概要と最近それが広がりを見せてきていること。

講座後、阿品公園に出て、生えている植物の名前と性質、用途など

を教えていただいた。

30

H16.10.2

同上

 

阿品公園での現地実習。

植物の名前と性質。よく似た植物でもよく観察すると違いがあり、それぞれに名前がついていること。違いの見分け方、

17

H16.12.4

竹内一恵氏

(植物インストラクター)

関先生が臨時教授会に出席のため、代役として竹内先生がきてくださった。阿品公園に生えている各種植物の写真をスクリーンで解説。

また多くのドングリの種類を見分ける実地訓練。

 9

H21.4.25

石田源次郎氏

「花と昆虫の不思議な関係」

花は受精するためにさまざまな手段を用いるが、昆虫も蜜を吸うために様々な手段を使う。双方が長い時間をかけて効率の良い方法を編み出している。

27

H21.5.8

竹田隆一氏

「春の野草を食す会」

魅惑の里での野草研究と食べられる植物の探索試食

蕨、ぜんまい,コシアブラ、ギボウシ、フジ、シャク、イタドリ

18

H21.6.27

石田源次郎氏

「植物の分布と大陸移動」

大陸移動によって現在は遠く離れた大陸に同じ植物が存在する。

31

H21.9.26

同上

「植物の擬態」

開花するためにさまざまな手段が行われている。中でも花粉を運んでくれる昆虫向けの様々な擬態。実に巧妙、かつ精巧である。

23

 

5.    自然(植物 2)                   22

年月日

講師名

        内           容

出席者数

H21.10.24

石田源次郎氏

「こんにゃく学入門」

コンニャクの種類は200種を超える。

22

H21.12.26

同上

「絶滅危惧植物と温暖化」

18

H17.4.23

渡辺増富氏(元県立皆実・国泰寺・廿日市高等学校教諭)

「野生植物の生活」

早春植物 セツブンソウ、フクジュソウ、イチリンソウなどの

早春植物はほかの植物が枝葉をひろげるまでの短い時間に大急ぎで開花、結実させるという生き方を選択した。

36

H17.6.4

同上

「里山の植物」

古来、日本人は集落の周りの山に入り薪や柴を取り、キノコを採取し、小動物を狩猟して生活してきた。これによって里山の植物相は原生林とは違ったものになっている。ササユリ、ソバナ、など

28

H17.8.21

同上

「植物の生殖」

植物の殖え方には胞子(コケ、シダ)、種子をつくるもの、地下茎(竹)、匍匐枝で増える(クズ、ユキノシタ)など体で殖えるものがある。

19

H17.10.8

同上

「雑草の生活」、

いわゆる雑草にも畑地、水田、荒れ地、林、庭園などの環境ごとに違った草が生える。

22

H17.11.25

同上

「自然観察と昼食会」

元宇品が北限とみられるツチトリモチを観察に行った。ほとんどの会員は初めて見る植物であり、感激一入であった。

元宇品は原生林が残されている貴重な場所であり、それ以外にもさまざまな植物が自然な状態で観察できた。

20

H18.2.25

同上

「植物の社会」

森林、草原、荒原、水生群落など群を成して生きている植物はその場所で一つの社会を形成して、相互関係をもって生活している。

ひとつの森には高木層,亜高木層、低木層、草木層がそれぞれの気象条件に合わせて群落を形成する。

28

H18.3.13

同上

「自然観察 第2回」

総領町の節分草自生地へ観察に行った。雪の下から可憐な花を出しており、大感激。昼食後灰塚ダムの水底になる早春植物の自生地の補償のためにつくられた場所に行き、カタクリやイチリンソウ、ニリンソウが芽を出しているのを確認した。

28

H18.6.5

同上

「自然観察 第3回」 八幡湿原での湿地植物の観察。カキツバタ、コウホネなど多くの植物が観察できた。

26

H18.10.30

同上

「自然観察 第4回」   秋のモミの木森林公園での植物観察。

29

 

   6.    宮島学事始                      23

年月日

講師名

        内           容

出席者数

H18.4.22

岡崎 環氏

(廿日市市文化課 課長)

「宮島とはどういうことか」

宮島の歴史、文化とはなにか。1000年以上もの間、宮島で生活し、

歴史をつむぎ、文化を作ってきた人々の存在と、基本にある神の島としての宮島と厳島神社に常に向き合ってきたひとびとの暮らし。

36

H18.5.27

同上

「世界遺産と宮島」

日本における文化遺産の保護の歴史と宮島が占める位地

世界遺産に登録された理由とそれを守り通す義務と得る利益。

33

H18.6.10

同上

「公園と宮島」

公園としての宮島の歴史。関連する法律。世界に誇る文化遺産であるとともに、そこに暮らす人々の生活を支えてきた宮島の実態。

34

H18.7.15

同上

「管弦祭」

祭りの歴史と変遷。この祭りは例大祭ではなく、市場としての宮島に多くの人が集まって市が立つのを神様と一緒になって祀るという意味合いが大きい。

25

H18.8.19

同上

「宮島信仰」

宮島信仰の起源は推古天皇時に西から船で到来した3女神に始まり、弘法大使信仰、修験道信仰が加わり、平家の信仰があいまって

形成された。

24

H18.9.17

同上

「まちの暮らし」

宮島の街の暮らしを分析すれば、門前町、港町、市場の要素が一緒になったのが宮島であり、いろいろな要素がまじりあっている。

22

H18.10.21

同上

「平家物語の世界」

平家物語における宮島の位置づけと意味

19

H18.11.4

同上

「宮島と災害」

古来、宮島はその地形から自然災害に襲われ続けてきたが、人々は修復し、西の松原など災害を逆用して新しい価値を付加してきた。

22

H18.12.16

同上

「軍と宮島」

宮島は源平合戦、毛利と陶との合戦という歴史的な合戦の舞台になったが、近世になっても広島湾の防衛前線として、日清・日露戦争時代に砲台が設けられ、昭和になっても対戦艦のための基地として

軍が配備された。

26

H19.2.17

同上

「宮島の一年」

宮島の祭りは年間を通していろいろと行われている。

もっとも大事なのは神社開闢以来つづけられている毎月1日と17日に行われる月次祭であり、それ以外にも大祭や、摂社、末社の祭りや近年はじまったものなど年中祭りをやっている。

25

 

   6.  宮島学事始 2                     24

年月日

講師名

        内           容

出席者数

H19.3.24

岡崎 環氏

「旅日記に見る宮島」

宮島について書かれた文章は歴史書、旅日記、地誌、絵画など多くあり、それらを読むと各時代の厳島神社や宮島の人々がどのように暮らし、また、旅人にどのように接していたかがわかり面白い。

25

H19.4.21

同上

「第1回宮島検定」

先日行われた第1回の検定の問題の解説と正解。

今回には会員の中からゴールド2名、シルバー7名の合格者をだし、

検定に参加した会員はすべて合格した模様。

25

H19.5.19

同上

「宮島の寺院」

江戸時代には33の寺があったが、明治初頭の廃仏毀釈の影響もあり、現在は8寺があるのみである。各本尊は他所へ移すことによって、廃棄をかわし、五重塔、多宝塔、千畳閣などは当時の関係者の必死の活動で仏教施設という位置づけをはずして残存している。

28

H19.6.16

同上

「宮島の自然 1」 地形

主峰である弥山を中心に山,岬、海岸など自然を最大限残してきて、それぞれに意味を持たせ、神社を配置している。

28

H19.7.21

同上

「宮島の自然 2」 動物

鹿と猿は宮島を代表する動物であるが、はじめから生息していたものではなく、信仰上の理由から他所から移入したものである。

その他、鳥、海生生物、昆虫なども多い。中には宮島特有の種もある。

30

H19.8.18

同上

「宮島の摂社、末社」

本社を中心に客神社、天神社、大元神社、対岸の大頭神社、地御前神社などの摂社、数多くの末社が存在し、それらの全てについて、各神社の祭礼は本社から神官が出向いて執り行っている。

23

H19.9.15

同上

「宮島の今」

現在の宮島を構成している人々は住民、島内の主として観光施設へ

通勤している人、逆に島外へ毎日出てゆく人で構成されるが、年々人口が減少している。

22

H19.10.20

渡辺増富氏

「宮島の自然 3」 植物

今回は渡辺先生にお願いして、宮島の植物について学んだ。

宮島の植物相は対岸と大きく違っている。古来から神の島として人の立ち入りが制限されてきたこともあるが、本来海岸にはない

モミガあったり、普通にあるイチョウがなかったりする。

27

H19.11.25

岡崎 環氏

「まとめ」 本講座の全体のまとめ

17

H19.12.15

同上

「第2回宮島検定」の解説

22

 

    7.   健康・人間                     25

年月日

講師名

        内           容

出席者数

H14.1.19

永田健二氏

(内科医)

「健康づくりはあなたが主役」

健康維持のためには適正な食事、適度の運動、十分な睡眠が必要であるが、高齢になれば当然各機能はおちてくるので、定期的な健康診断によって、現在の自分の体のことを知ることが大事。

15

H14.4.27

金澤文雄氏

(広島大学名誉教授)

「いのちの始まりと法」

いのちが始まる時の各種の問題

人間の始まりの法的定義。人工授精の可否、精子、卵子の冷凍保全、遺伝子操作など人工的に生命を生み出すことの可否。

15

H14.8.24

同上

「いのちの終わりと法」

安楽死にどう向き合うのか。終末期の医療はどうあるべきか。

宗教上輸血を拒否されたときに家族、医師はどう対処すべきなのか。など、判断に苦しむ問題が多く発生している。

20

H14.10.19

同上

「座談会 いのちと法」

講座において提示された各種の問題点に対して受講生の考えを聞くとともに、先生の助言をいただいた。

17

H15.5.31

小嶋 亨氏

(広島大学名誉教授)

「生活の中の法医学」

法的な意味での人の生と死につて。

受精後どの時点でもって一人の人間とするのかどうか、法律では厳格にさだめている。遺産相続権の有無では大きな問題である。

また、殺人罪を適用するかどうかも厳密性を求められる。

37

H15.6.28

同上

「生活の中の法医学」

法医学という学問は人の死の原因を特定するとともに、死に至った正確な時間の特定を求められる。事件性のありなしの判断にも必要であるし、場合によっては二人の人間の死の順序が遺産相続にからむ場合もある。

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H17.6.26

釘宮正住氏

(広島県立大学教授)

「やさしい栄養学」 −食と健康―

栄養素の働き、健康維持に必要な摂取量、栄養素不足による疾病

いわゆる健康食品はあまりおすすめしない。本来の食事で必要な栄養はとれる。

20

H17.7.23

同上

「おいしさを科学する」

おいしさを感じる要因としては味覚,触覚、視覚的要素、食事する環境など多くの要因があるが、その中の物理的,化学的要因についての講義

18

H17.10.29

同上

「酵素は魔法使い」 −デンプンから甘味料を作るー

飲料水用他砂糖の代用品として使用されている異性化糖とはなにか。また、その製法について。酵素が生活全般に果たす役割

22

 

   7.   健康・人間 2                    26

年月日

講師名

        内           容

出席者数

H18.2.1

江藤徳文氏

(臨床検査技師)

「検査値の基準値の意味、各人の理想的状態とは」

血液検査、尿検査、検便によって、体の状態が推定できる。それらの数値を総合すれば、現在かかえている疾患と、その程度が読める。

38

H18.3.18

同上

生化学的検査によって分かる各疾病と見分ける検査値の種類、限界値の考え方。

28

H18.4.8

同上

腎機能検査、甲状腺機能検査、各種腫瘍マーカーの数値の読み方と腫瘍マーカーが腫瘍を正確に映し出すとは限らないことへの注意喚起;

28

H18.6.24

同上

食中毒について

原因となる各種ウイルス,細菌の性質と発症事例。食中毒を防止するための注意点。日和見感染と院内感染の知識をもつことの重要性。

14

H18.8.26

藤川光一氏

(JA広島総合病院副院長)

「画像診断技術の原理とそれによって判断できること」

従来から使用されているX線は被爆量は小さいが、かならず被爆している。

脳内の断層写真などもとれるようになって、応用範囲は格段に増えた。

18

H18.10.28

同上

MRIは電磁波によって組織内の水分子を共鳴させることによって、

体の内部を透視する技術である。

発生させる電磁波の波長によってCTでは見えない筋肉の内部や、血管の状態まで克明に映し出せ、用途は広い。発生源の数や位置を選ぶことによって体の内部を立体的に観察できる。

35

H21.10.10

枦山公一氏

3大栄養素以外にも人は36種類もの栄養素を適正に取り続けなければならない。偏食をしなければ普通はとれているが、必要以上に摂取しても害になるか、捨てられるだけである。

18

H21.11.21

同上

現在の日本の食は問題点が多い。野菜は促成栽培で栄養素は少ないし、食の洋風化によって肉の消費が増え、魚の摂取量が減っている。

レトルト食品の多用、朝食を抜く子供が増えていることなどで、基本の教育が必要である。

16

H20.1.26

広島農政事務所

「食の知っ得講座」

食の安全について。現在日本の食の自給率は39%である。

不足分は輸入に頼っており、安全とは言えない。

24

H20.2.23

同上

「よくわかる農薬の安全性」

農薬は適正に使えば健康上の問題もなく、収穫量を増やせる。

その安全性を確認するための試験は国の責任で十分に行って,保証

している。

28

 

   7.   健康・人間 3                     27

年月日

講師名

        内           容

出席者数

H20.3.22

広島農政事務所

「よくわかる食品のトレーサビリティ」

BSE問題に端を発したトレーサビリティであるが、現在はより多くの食品に応用されている。遺伝子組換食品の安全性への取り組み。

19

H20.4.26

同上

「よくわかる食品の表示」

加工食品には法令で定められた各種表示が義務付けられており、その読み方の解説。

23

H20.5.24

同上

「気をつけていますか 毎日の食事」

食事は適量をバランスよくとらねばならない。

16

H25.10.26

松原知子氏

(広島県栄養士会会長)

「広島県民の栄養に関する現状と課題」

食の洋風化によって、日本食の持つ、本来の良い点が薄れてきた。

健康寿命を延ばすためには食、運動、生活習慣の改善が大事。

20

H25.12.21

同上

「食べる力と心を育てる食育」

最近は親自体の食生活が乱れており、教育現場は子供たちに直接

食育をしている。

15

H26.5.24

秦 英博氏

(黄内科医院院長)

「喫煙と生活習慣病について」

有害性がわかっていながら、なかなかやめられないのがたばこである。 しかし、たばこの害は今や疑問の余地は残っていない。

肺がんのみならず、心疾患、肺炎、脳血管障害という生活習慣病の4大疾患すべてに影響している。喫煙者の肺は汚れきっている。

近年禁煙処置にも保険が効くので医者に相談されたい。

10

H27.4,25

迫田綾子氏

(日本本赤十字広島看護大学客員教授)

「若さと健康を保つ口腔ケア」

口腔内の衛生状態は大事であり、人が生涯自分の口で食べれることは生活の質を大きくあげる。

終末期に入った病人でも口腔内をきれいにすることによって、病状が好転する場合も決して少なくはない。

健康な時にも十分気を付けることが大事で、歯磨きは大事である。

歯ブラシも最近は口腔衛生面からの研究が進み、よいものが販売されているので、自分に合ったものを使われたい。

24

H27.12.12

樫山誠也氏

(済生会広島病院)

阿品台をインフルエンザから守れ」

インフルエンザはウイルスによる経口感染である。予防にはマスク、手洗い、うがいが有効である。毎年タイプの違うウイルスがはやるので予防注射も対応するウイルスでなければ効かない。

10

H28.1.16

同上

「海外旅行、その前に」

海外には日本にはいない各種細菌、ウイルス、害虫などがおり、

旅行に際しては必要な予防注射が必要。

渡航する国ごとに違うので前もって保健所に相談をすること。

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   7.   健康・人間 4                     28

 年月日

 講師名

          内       容

出席者数

H29.1.28

光田正勝氏

(社会福祉士)

「福祉の勉強」 第1

福祉の理念はすべての国民に最低限の幸福と社会的援助を提供することにある。元来、病弱者を支援することが目的であったが、現在では高齢者が大きな問題である。各自治体、国家とも社会福祉費

の限りない増大に苦しんでいる。

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H29.2.25

同上

「福祉の勉強」 第2回

ICF(国際生活機能分類)から生活を見ると、いろいろと見えてくる。なんらかの障害があっても社会的な援助や補助具を使うことによって通常に近い生活ができる。

22

H29.3.18

同上

「福祉の勉強」 第3回

高齢者はどうしても事故に合う機会が多い。

家庭内では溺死、階段での転落、少しの段差による転倒など、屋外での交通事故率は若年者に比べて、加害者としても被害者としても高い。目、耳の機能も落ちていてどうしても事故は増える。

高齢化の進行によって認知症の被患率も高くなる。

これらに対して、社会がどう対処するのかが、大きな問題である。

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